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公開日:2012.11.22
最近の話なんですが、冷間金型用鋼を真空焼入れした時の事です。
形状は250×250×50と熱処理では常識的に変形の少ない寸法形状でしたが、
0.5ミリぐらいの曲がりが出たのです。
その後何度か同じお客様から同じメーカーの同じ鋼種を頂いたのですが、
同じように曲がりが出たのです。
他のメーカーの冷間金型用鋼も同じチャージで真空焼入れしていますが
もっと薄い形状で曲がりが出そうな物が曲がりません。
このように材料メーカーによっては鋼に内部応力が残っていて
熱処理時に開放され曲がりが出てしまうようです。
このことから、熱処理前に非破壊検査で内部応力を調べられる検査機器を探してみたのですが、無いようです。(残念!誰か創って)
よって破壊検査になるので、弊社で問題の材料を購入して検査データを持っておこうと思いました。
これでお客様も曲がりの原因について『ストレス』が無くなり
スッキリするでしょう。
今日の心に留まった言葉
“本気ですれば気持ちいい
本気ですれば楽しくなる
本気ですれば夢はかなう”
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