見積書最短1日でご送付

見積もり・問い合わせ

【受付】9:00-18:00 (土日定休)

作業現場を公開中

見積書最短1日でご送付

見積もり・問い合わせ

【受付】
9:00-18:00
(土日定休)

Blog

金属ブログ

  • 真空浸炭焼入れ

真空浸炭焼入れとガス浸炭焼入れの違い

公開日:2025.04.03

① 真空浸炭焼入れとガス浸炭焼入れの違い

項目真空浸炭焼入れガス浸炭焼入れ
浸炭雰囲気低圧の炭化水素ガス(C2H2、C3H8など)大気圧のガス(CO、CH4など)
特徴高温(900~1050℃)で処理中温(850~950℃)で処理
酸化・脱炭ほぼなし若干の酸化・脱炭が発生
硬化層の均一性均一で深い浸炭が可能均一だが、酸化による影響が出ることがある
適用対象高精度部品・高級部品一般的な機械部品

② 真空浸炭焼入れのメリット・デメリット

メリット

  1. 高精度な焼入れが可能(酸化・脱炭がほぼなく、均一な硬化層が得られる)

  2. 高温処理が可能で、短時間で処理できる(処理時間が短縮されるため、コスト削減につながる場合も)

  3. ひずみが少ない(真空中での加熱により、部品の変形が抑えられる)

デメリット

  1. 設備コストが高い(真空炉の導入コストや運用コストが高くなる)

  2. 大物・大量生産には向かない(炉のサイズが限られ、処理能力に制限がある)

  3. 材料によっては効果が出にくい(低炭素鋼や特定の合金鋼では浸炭の効率が低くなる場合がある)


③ ガス浸炭焼入れのメリット・デメリット

メリット

  1. 大量生産向き(大気圧下で処理でき、大型部品や大量処理が可能)

  2. 設備コストが比較的安い(一般的な浸炭処理であり、導入しやすい)

  3. 幅広い材料に適用可能(一般的な機械構造用鋼に対して安定した処理が可能)

デメリット

  1. 酸化・脱炭のリスクがある(表面品質が低下しやすく、追加処理が必要になることも)

  2. 処理時間が長い(真空浸炭と比べると温度が低いため、時間がかかる)

  3. ひずみが発生しやすい(高温で長時間加熱するため、寸法変化が大きくなることがある)


④ どちらが有効か?

  • 高精度・高品質を求める場合真空浸炭焼入れ(ひずみが少なく、表面品質が高い)

  • 大量生産・コスト重視の場合ガス浸炭焼入れ(処理しやすく、設備コストが低い)

どちらを選ぶかは、製品の用途・コスト・生産量に応じて決めるのがベストです!

4o