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高周波焼入れ装置でのネジ部なまし？

「ネジなまし」とは？

「ネジなまし」は、一般には以下のような処理を指します：

• 焼なましの一種ですが、「完全なまし」ではなく、表面や特定部位だけを“やわらかく”する処理

• 特に「ネジ部」に行われることが多く、ネジ山の加工や精度を向上させるため

• 「部分焼なまし」または「局所焼なまし」とも呼ばれる

高周波焼入れ → ネジなまし の流れ

これは一見矛盾するようですが、目的が明確であれば有効な組み合わせです。

【工程例】

1. 全体 or 指定部位に高周波焼入れ
   
   　→ 外周部などを硬化させ、耐摩耗性を確保

2. ネジ部に「ネジなまし」処理
   
   　→ ネジ部を局所加熱 → 徐冷してやわらかくし、ねじ切り加工や精度保持を容易にする
   
   　→ または、既にあるネジ部を応力除去して割れを防止する