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  • ソルト焼入れ

プレステンパー

公開日:2025.04.14

プレステンパー処理とは、焼入れ後の鋼材に対して、プレス(加圧)しながら行う焼戻し処理のことを指します。この処理は主に自動車部品やバネ鋼、精密部品などの寸法精度や形状保持が求められる部品に用いられます。


🔧 プレステンパー処理の概要

1. 焼入れ(Quenching)

まず鋼材を高温に加熱し、急冷して硬化させます。これにより素材は非常に硬くなりますが、内部応力が大きく、変形しやすい状態になります。

2. 焼戻し(Tempering)

焼入れ後の硬い状態を少しやわらげ、靭性(粘り強さ)や寸法安定性を付与するために、再加熱して適度な温度で保持します。

3. プレステンパー

この焼戻しの段階で、製品を型に入れてプレス(加圧)しながら焼戻しを行うことで、

  • 熱処理による変形を防ぎ

  • 寸法精度を高め

  • 残留応力を均一化