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公開日:2025.04.14
マルテンサイト系ステンレス鋼(熱処理によって硬化可能)
炭素含有量が高く(約1.0%)、焼入れ性が高い
焼入れ後はHRC58〜60程度の硬度が可能
耐食性はフェライト系やオーステナイト系より劣るが、機械的強度に優れる
→ SUS440Cはマルテンサイト系なので、高周波焼入れ可能ですがいくつかの懸念事項があります。
→ SUS440Cは空気冷却でも焼入れが可能なため、炉中焼入れが一般的ですが、
局部的に硬化させたい場合には高周波焼入れも使えます。⇒SUS440Cの加熱温度が高い為形状によってはオーバーヒートすることが懸念。
前処理として予熱が必要な場合がある(割れ防止)
SUS440Cは焼入れによるひずみや割れが起こりやすい
表面硬化を狙う場合は、**深さコントロール(浸炭や浸窒との併用)**も検討される
ベアリングの外周部のみを硬化させたい場合などに使われる
ナイフやカッター類の刃先強化にも応用される