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公開日:2025.04.23
HRC(ロックウェル硬さ)で約 58〜64 HRC
この硬度は、目的の用途や焼入れ条件(加熱温度、保持時間、冷却方法)によって多少前後しますが、一般的にはこの範囲に収まります。
SUJ2は非常に硬く、耐摩耗性に優れているため、軸受けや工具、ゲージ類などに使われます。
高周波焼入れでは、表面だけを急速に硬化させて、内部は靱性を保たせるような処理が可能です。
焼戻しを加えることで、硬度と靱性のバランスを調整することもあります。
高周波焼入れでは、周波数と出力、冷却方法、部品の大きさ・形状によって深さが変わります。
高周波の周波数 | 硬化層の深さの目安 |
---|---|
10〜100 kHz(中周波) | 約 1.5~5.0 mm |
100〜500 kHz(高周波) | 約 0.5~2.0 mm |
一般的な軸やシャフトなどでは 1~2mm 程度がよく使用されます。
深すぎると靭性を失いやすく、浅すぎると耐摩耗性に劣ります。