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公開日:2025.06.04
項目 | 内容 |
---|---|
焼入れ温度 | 約980~1050°C(通常は1030~1050°C程度) |
保持時間 | ワークの大きさに応じて10~30分程度(厚みがあるほど長く) |
冷却方法 | 急冷(水冷または油冷) |
硬度(目安) | HRC 48~56(適切な焼入れ後) |
予熱(600~800°C)
熱応力を抑えるため、予熱を行う場合があります。
加熱(焼入れ温度)
1030~1050°Cまで加熱し、均熱します。
急冷
水または油で急冷。
※水冷は変形・割れのリスクあり、薄物や小物部品に適す。
焼戻し(必要に応じて)
150~400°Cで焼戻しを行うことで、硬さと靭性のバランスをとります。注意点
焼入れ後は非常に硬く・脆くなるため、通常は焼戻しを併用します。
焼入れ温度が低すぎると硬化不良、高すぎると結晶粒が粗大化し、靭性低下します。
スケールや変形を防ぐために真空炉や保護雰囲気炉の使用が推奨されます。