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公開日:2016.11.26
熱処理といえども・・・
加工屋さんから他の熱処理屋がなくなったので弊社に焼入れの依頼としての問い合わせが多々あります。。。
しかし、変形の度合いや歪み方などは違ってくるということはわからないお客様も多いのが現実です。
例えば同じ油冷鋼にして考えてみましょう!(SK,SKS、S45C、SCM440等)
新羽金属で言うなら油焼入れとソルト焼入れ・・・・同じ急冷が最も必要な焼入れ法・・・
外径Φ100内径Φ97高さ30LのSCM435。もちろん品物の入れ方などに問題はあると思いますが、
油焼入れの場合真ん中あたりが膨張し変形防止も困難になります。
ソルト焼入れの場合0.1㎜あたりの楕円は出ますが変形を修正できます。
重力のかかる油焼きいれ、浮力のあるソルト焼入れ・・・
これだけでも違いがでてきます。
様々なことも含めてソルト焼入れは変形が少ない焼入れ方法と言えるでしょう!