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公開日:2025.04.03
S45Cの高周波焼入れにおける**有効硬化層深さ(Effective Case Depth, ECD)**は、使用する周波数や処理条件によりますが、一般的には約1.5~6.0mm程度です。以下の3つの要因によって変わります。
高周波(100~500 kHz) → 浅い層(1.5~3.0mm)
中周波(10~100 kHz) → 中間層(2.5~5.0mm)
低周波(1~10 kHz) → 深い層(4.0~6.0mm)
周波数が高いほど浅く、低いほど深く硬化します。
加熱時間を長くすると浸透深さが増すが、過加熱により脆くなるリスクがある
電力密度を調整することで、狙った硬化層深さに制御可能