見積書最短1日でご送付

見積もり・問い合わせ

【受付】9:00-18:00 (土日定休)

作業現場を公開中

見積書最短1日でご送付

見積もり・問い合わせ

【受付】
9:00-18:00
(土日定休)

Blog

金属ブログ

  • 高周波焼入れ

S45C高周波焼入れ 有効硬化層深さ

公開日:2025.04.03

S45Cの高周波焼入れにおける**有効硬化層深さ(Effective Case Depth, ECD)**は、使用する周波数や処理条件によりますが、一般的には約1.5~6.0mm程度です。以下の3つの要因によって変わります。

1. 高周波の周波数による影響

  • 高周波(100~500 kHz)浅い層(1.5~3.0mm)

  • 中周波(10~100 kHz)中間層(2.5~5.0mm)

  • 低周波(1~10 kHz)深い層(4.0~6.0mm)

周波数が高いほど浅く、低いほど深く硬化します。

2. 加熱時間と電力密度

  • 加熱時間を長くすると浸透深さが増すが、過加熱により脆くなるリスクがある

  • 電力密度を調整することで、狙った硬化層深さに制御可能