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Salt Quenching

ソルト焼入れ

変形防止品向け

ソルト焼入れとは

ソルト焼入れは、塩化カリウム、塩化ナトリウムなどを主原料にした 薬品を加熱し、
その中で製品を過熱後、低温のソルト液に製品を移すことで急冷し焼入れを行う方法です。

特徴

  • 熱処理しても寸法変化が極力少ないです。
  • 高温で急速に加熱後、急速冷却することで硬化させます。
  • 焼入れ時間を短くできるので納期短縮が可能です。
  • 液中で加熱するので変形が少ないです。

均一熱処理で、組織が安定
変形が少なく仕上げられます

この焼入れ方法は液体の中で浮力が有るのと、冷却が油に比べ高い温度でできるため変形が少なく仕上げられ、油冷鋼の焼入れに適しています。 空気による酸化を受けず、酸化皮膜を 最小に抑えることで、均一に熱処理を行うことができ、組織の安定化が図れます。

最適な材質と加工範囲

最適な材質

- SKD11
- DC53
- SKS-3
- SK-3
HRC55~60
- SCM435
- S45C
HRC40~50

加工範囲

最小サイズ
なし
最大サイズ
φ500×850h

最短当日引渡し可能!

お持ち込み

15まで

※土日はお休みです

時計

加工

加工

お引渡し!

翌朝9

時計

※条件によりますので、詳細はお問い合わせください。

ソルト焼入れの工程

工程 工程

サブゼロ処理

サブゼロ処理は、鋼を焼入れした場合に存在する残留オーステナイトを-80℃前後の冷温に冷却することでマルテンサイトに変態させ、硬度の均一化と増加、機械的性質の向上、寸法の安定化、着磁性の向上等を目的とした処理です。-196℃の超サブゼロも行っております。

曲がり取り

曲がり取りとは焙りを行い、目視では分かりづらい0.1㎥の曲がりまで直す手法になります。

材質に合わせて熱の入れかたや温度を変えて調整を行います。調整が難しく割れたりなどのトラブルにもなってしまうのでプロの技術者が経験に基づき曲がり取りを行います。

ソルト焼入れの
主な処理

完全焼なまし

軟化や応力除去

鋼を変態点以上+50℃に加熱してオーステナイト化した後、自然空冷または強制空冷によりパーライトに変態させます。
この処理を完全焼なましと言い、ソルト焼入れの前処理にあたります。続くソルト焼入れでは、加熱したソルト薬品の中に入れて完全焼なまし後の鋼を加熱した後、低温のソルト液に浸して急冷します。これにより、表面は硬化して高炭素鋼、内部は低炭素鋼の二重構造に変わり、耐久性の高い鋼となります。

焼準(ノルマ)

組織の不均一を除去し微細化させて機械的性質を向上させる

料理において塩はとても大切なものです。焼準(ノルマ)という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
焼くための容器を焼きならす、均一に焼けるようにするのがノルマと言われています。ソルト焼入れでもこの方法を利用したものがあります。

ソルト浸炭焼入れ

曲りや変寸の少ない浸炭焼入れ

ソルト焼入れとは、加熱・冷却・中間温度保持など、用途により融点の異なる原料を使用した塩浴剤を加熱して溶かし、その中へワークを入れます。焼割れや変形が生じにくい焼入れです。ソルト浸炭焼入れとは、浸炭焼入れにソルトを使用する焼き入れで、材料の表面から炭素を浸入/拡散させ、その後に焼入れを行います。

ソルト焼入れの
技術・ポイント

変形を少なく仕上げます

01

変形を少なく仕上げます

浮力が有るのと、冷却が油に比べ高い温度でできるため変形を少なく仕上げられることが可能です。
硬度ムラや焼割れが少ない

02

硬度ムラや焼割れが少ない

均ーな熱回リでムラなく冷却できるため、硬度ムラや焼割れを少なく仕上げられます。
特急対応が容易

03

特急対応が容易

短時間の処理に加え臨機応変に投入や取出ができるため、特急対応が容易です。

ソルト焼入れが
できる設備

サブゼロ装置

サブゼロ装置

  • 有効

    600×400×800
  • 各種工程

    -150~-10℃
ソルト焼入れ装置一式

ソルト焼入れ装置一式

  • 有効

    最大Φ550×850
  • 各種工程

    加熱1100℃