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Induction Quenching

高周波焼入れ

部分的表面硬化品向け

高周波焼入れとは

高周波焼入れとは、高周波誘導電流を利用し鋼材の表面だけを急速に熱し、
急速に冷やすことで表面を硬化させる金属処理方法です。

特徴

  • 部分的な表面の焼入れに向いています。
  • 高温で急速に加熱後、急速冷却することで表面硬化させます。
  • 部分焼きなましやロー付けが可能です。

歯車などの軸類部品を中心に
適用されています

表面2~3ミリだけを焼入れし、内部は軟らかいのでトルクのかかる 表面の耐摩耗性を要求されるような部品の焼入れに適しています。(ドライブシャフト、歯車、レールなど)コイルの形を変えたり、 流れる電流を調整する事で、様々な可能性の広がる技術です。
今後、高周波焼入適用材料開発と、高周波焼入れと塑性加工、他の熱処理とのハイブリッド化が重要視されてます。

最適な材質と加工範囲

最適な材質

- SKD11
- DC53
- SKS-3
- SK-3
- SCM435
- S45C
HRC55前後(冷却)

加工範囲

最小サイズ
なし
最大サイズ
φ200×1000L

最短当日引渡し可能!

お持ち込み

朝10まで

※土日はお休みです

時計

加工

加工

お引渡し!

夕方16

時計

※条件によりますので、詳細はお問い合わせください。

高周波焼入れの工程

工程 工程

曲がり取り

曲がり取りとは焙りを行い、目視では分かりづらい0.1㎥の曲がりまで直す手法になります。

材質に合わせて熱の入れかたや温度を変えて調整を行います。調整が難しく割れたりなどのトラブルにもなってしまうのでプロの技術者が経験に基づき曲がり取りを行います。

高周波焼入れの
主な処理

高周波焼入れ

歯車やシャフト類などの表面を硬化し部分的な焼き入れ

高周波焼入れとは、高周波誘導電流を利用し、鋼の表面を急熱、急冷することで硬化させる焼入れ方法です。
主に鉄鋼部品の一部、もしくは表面を焼入れする場合に用いられます。歯車やシリンダーの内面など、耐摩耗性を必要とし、強靭さが必要な部品に施される焼入れです。

フレームハード

高周波焼入れで処理できない異形状な製品も可能

フレームハードはプロパンやアセチレンと酸素を混合させた気体を使って、表面を加熱して硬化させる手法です。
高周波焼入れと同じように、表面のみの焼入れとなります。
どのような部品の寸法や重さ、形に対応できるので、少量の部品の加工にも適しています。

部分的になますことができます

部分なまし

高周波焼入れとは、高周波の電波を照射することで摩擦エネルギーによる発熱を起こし、後に冷却処理を施される焼き入れの方法です。
このとき、摩擦エネルギーによる発熱は表面だけが加熱されるので、部分なましの一種とも受け止められます。
従来の焼き入れとは違って一部分のみが対象のため、シャフトなどの軸型製品に多く用いられています。

ろう付

ロウ材を溶融させて接合する技術

高周波焼入れでのろう付の方法は、加熱コイルに高周波誘導電流を流すことで、部品を接合させる技術です。
溶接とは違い、低い融点の金属などを溶かしてすき間に流し込むことで接合します。
高周波でのろう付の特徴は、必要な部分だけ加熱することができることが、大きな特徴になります。

高周波焼入れの
技術・ポイント

高い靭性が保たれる

01

高い靭性が保たれる

必要な部分や表面だけを硬化することができ、製品の内部は元の素材のままで、高い靭性が保たれます。
耐摩耗性と耐疲労性が優れる

02

耐摩耗性と耐疲労性が優れる

高い表面硬さが得られることで、耐摩耗性に優れ、表面の圧縮残留応力が大きく、耐疲労性も優れます。
耐疲労性の低下の心配がない

03

耐疲労性の低下の心配がない

S45Cなどの硬度が安定しない材料でもHRC55程度でます。 

高周波焼入れが
できる設備

電気炉

電気炉

  • 有効

    600×600×1200
  • 各種工程

    最大750℃
高周波焼入れ装置

高周波焼入れ装置

  • 有効

    ストローク1200m/m