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高周波焼入れとは
About
高周波焼入れとは、高周波誘導電流を利用し鋼材の表面だけを急速に熱し、
急速に冷やすことで表面を硬化させる金属処理方法です。
部分的表面硬化品向け
高周波焼入れとは、高周波誘導電流を利用し鋼材の表面だけを急速に熱し、急速に冷やすことで表面を硬化させる金属処理方法です。
表面2~3ミリだけを焼入れし、内部は軟らかいのでトルクのかかる 表面の耐摩耗性を要求されるような部品の焼入れに適しています。(ドライブシャフト、歯車、レールなど)コイルの形を変えたり、 流れる電流を調整する事で、様々な可能性の広がる技術です。
高周波焼入れの特長
Features
01
部分的な表面の焼入れに向いています。
02
高温で急速に加熱後、急速冷却することで表面硬化させます。
03
部分焼きなましやロー付けが可能です。
最適な材質
Material
- SKD11 - DC53 | - SKS-3 - SK-3 | - SCM435 - S45C |
---|---|---|
△ | ○ | ◎ HRC55前後(冷却) |
高周波焼入れの工程
Process
高周波焼入れの作業例
他の熱処理に比べ「ねじり強度・ねじり疲労強度」の優位性から、軸類部品を中心に適用がされてきており、昨今は高強度化が進み、ほぼ限界水準にまで達しています。(歯車など)
今後、高周波焼入適用材料開発と、高周波焼入れと塑性加工、他の熱処理とのハイブリッド化が重要視されてます。
高周波焼入れの主な処理
Main Processing
高周波焼入れ
高周波焼入れとは、高周波誘導電流を利用し、鋼の表面を急熱、急冷することで硬化させる焼入れ方法です。
主に鉄鋼部品の一部、もしくは表面を焼入れする場合に用いられます。歯車やシリンダーの内面など、耐摩耗性を必要とし、強靭さが必要な部品に施される焼入れです。
フレームハード
フレームハードはプロパンやアセチレンと酸素を混合させた気体を使って、表面を加熱して硬化させる手法です。
高周波焼入れと同じように、表面のみの焼入れとなります。
どのような部品の寸法や重さ、形に対応できるので、少量の部品の加工にも適しています。
部分なまし
高周波焼入れとは、高周波の電波を照射することで摩擦エネルギーによる発熱を起こし、後に冷却処理を施される焼き入れの方法
です。
この時、摩擦エネルギーによる発熱は表面だけが加熱されるので、部分なましの一種とも受け止められます。
従来の焼き入れとは違って一部分のみが対象のため、シャフトなどの軸型製品に多く用いられています。
ろう付
高周波焼入れでのろう付の方法は、加熱コイルに高周波誘導電流を流すことで、部品を接合させる技術です。
溶接とは違い、低い融点の金属などを溶かしてすき間に流し込むことで接合します。
高周波でのろう付の特徴は、必要な部分だけ加熱することができることが、大きな特徴になります。
ここが匠!職人からのひとこと
簡単な製品などは誰でもできます。どうやって焼いてどう段取りを早くするなどお客様のこと第一に考えて処理しています。